アレルギー性結膜炎

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こんなお悩みありませんか?

  • 目が赤く充血している
  • 目がかゆくてたまらない
  • 目やにが多く出る
  • 目がゴロゴロする感じがする
  • 涙が止まらない
  • 白目がぶよぶよと腫れている
  • 花粉の季節になると目の症状が悪化する
  • コンタクトレンズをつけると目の不快感が増す

特にこのような症状がある場合は、お早めに眼科を受診しましょう

  • 目のかゆみや充血が1週間以上続く
  • 目やにが多く出る
  • 光がまぶしい
  • 視力低下を感じる
  • 痛みを伴う
  • 片目だけの症状がある(アレルギーは通常両目に症状が出ます)

箕面市桜ヶ丘にあるこじま眼科ではアレルギー性結膜炎の診断と治療をおこなっています。早期の適切な治療で症状を和らげることができますので、お悩みの方はぜひお早めにご相談ください。

アレルギー性結膜炎とは

アレルギー性結膜炎とは

アレルギー性結膜炎は、目に起こるさまざまなアレルギー疾患の総称です。アレルギーの原因物質(花粉やハウスダストなど)に反応して、結膜(白目を覆う薄い膜)に炎症が起こる病気です。主な症状としては、目のかゆみ、充血、異物感、目やに、涙が出るなどが挙げられます。

アレルギー性結膜炎の種類

季節性アレルギー性結膜炎/花粉症

花粉によって引き起こされる結膜炎で、代表的なものがスギ花粉性結膜炎です。季節によって原因となる花粉の種類は異なります。多くの場合、アレルギー性鼻炎(くしゃみ、鼻水、鼻づまりなど)の症状も同時に見られます。

原因となる花粉の種類
スギ、ヒノキ
初夏 カモガヤ、オオアワガエリ(イネ科植物)
ブタクサ、ヨモギ

通年性アレルギー性結膜炎

季節や気候の変化により症状が良くなったり悪くなったりしますが、1年を通じて症状が続くタイプです。主な原因はダニやハウスダストで、季節性と比べると症状は軽めですが長く続く傾向があります。

アトピー性角結膜炎

アトピー性皮膚炎により顔面や眼瞼(まぶた)に皮膚病変がある方に見られます。結膜炎は通年性で、慢性的なかゆみや目やにが特徴です。重症化すると角膜(黒目)にも影響を及ぼし、視力低下を引き起こすことがあります。

春季カタル

主に幼少期の男の子に多く見られる重症のアレルギー性結膜炎です。ハウスダストやダニが原因となることが多く、典型的には春になるたびに再発し、秋や冬に症状が治まる傾向があります。成人になるにつれて症状は軽減していくことが多いですが、重症の場合は角膜に影響を及ぼし、視力低下を引き起こすこともあります。

巨大乳頭結膜炎

コンタクトレンズや眼科手術で使用した糸など、異物による刺激で起こる結膜炎です。まぶたの裏側に「乳頭」と呼ばれる小さな隆起ができ、目のかゆみや異物感を引き起こします。コンタクトレンズユーザーに比較的多く見られます。

アレルギー性結膜炎の症状

目が赤い(充血)

アレルギー性結膜炎では、白目の周辺部分が赤くなる「結膜充血」が特徴です。通常、痛みは少なく、かゆみを伴うことが多いです。

目やにが出る

アレルギー性結膜炎では、透明から白色の目やにが両目に見られることが多いです。細菌感染による結膜炎と違い、粘り気の少ないさらさらとした目やにが特徴です。症状が1ヶ月以上続くこともあります。

ゴロゴロする(異物感)

目の表面(角膜や結膜)の炎症により、異物が入っていなくても目がゴロゴロする感じがします。特に春季カタルでは、まぶたの裏側に大きな乳頭ができるため、強い異物感を感じることがあります。

かゆい

アレルギー性結膜炎の最も特徴的な症状が「かゆみ」です。かゆみの程度は軽度から重度までさまざまですが、目をこすりたくなる衝動に駆られることが多いです。ただし、目をこすることで症状が悪化するため、なるべく我慢することが大切です。

白目がぶよぶよになる(結膜腫脹)

アレルギー反応により結膜に浮腫(むくみ)が生じ、白目がぶよぶよと腫れることがあります。特に重症の場合には、角膜の周囲に透明な膨らみができることもあります(結膜浮腫)。

アレルギー性結膜炎と似た症状を示す疾患

アレルギー性結膜炎と似た症状を示す疾患には、ウイルス性結膜炎(流行性角結膜炎「はやり目」など)、細菌性結膜炎(目やにが多く、粘り気がある)、クラミジア結膜炎(慢性的な充血や目やに)などがあります。これらの疾患は治療法が異なるため、正確な診断が重要です。

ウイルス性結膜炎について

ウイルス性結膜炎について

ウイルス性結膜炎(いわゆる「はやり目」)は、アデノウイルスなどのウイルスが目に感染することで起こる病気です。主な症状は急激な目の充血、大量の目やに、まぶたの腫れ、目の痛みや違和感などです。特に流行性角結膜炎(アデノウイルス8型など)と咽頭結膜熱(プール熱)が代表的で、非常に感染力が強いのが特徴です。発症から1〜2週間で自然に治ることが多いですが、特効薬はなく対症療法が中心となります。感染予防には手洗いの徹底やタオルの共用を避けることが重要です。

アレルギー性結膜炎とウイルス性結膜炎の違い

項目 アレルギー性結膜炎 ウイルス性結膜炎
原因 花粉、ハウスダスト、ダニなどのアレルゲン アデノウイルスなどのウイルス感染
主な症状 強いかゆみ、充血、涙が出る 強い充血、大量の目やに、まぶたの腫れ
痛み ほとんどない あることが多い(特に光を見たとき)
発症の仕方 両目同時に発症することが多い 片目から始まり、両目に広がることが多い
リンパ節腫脹 通常なし 耳の前のリンパ節が腫れることがある
角膜への影響 通常は角膜に影響なし

(重症例を除く)

角膜混濁が生じることがある
感染性 人から人へ感染しない 非常に感染力が強い
発症パターン アレルゲンに触れると発症

花粉症は季節性

突然発症し、12週間で治まることが多い
治療法 抗アレルギー点眼薬、ステロイド点眼薬 特効薬はなく、対症療法が中心
予防法 アレルゲンを避ける、予防的な点眼薬の使用 手洗いの徹底、タオルの共用を避ける

※表は左右にスクロールして確認することができます。

アレルギー性結膜炎の治療

薬物療法

  • 抗アレルギー点眼薬(アレルギー反応を抑える目薬)
  • ステロイド点眼薬(症状が重い場合に短期間使用)
  • 免疫抑制剤点眼薬(春季カタルなどの重症例に使用)

生活上の注意点

原因物質の回避
  • 花粉の時期は外出を控えましょう
  • 窓を閉めるようにしましょう
防御メガネの使用

花粉症用のメガネで花粉の侵入を防ぐようにしましょう。

清潔を保つ

帰宅時には手洗い、洗顔、うがいをおこないましょう。

寝具を清潔に

ハウスダストやダニが原因の場合、こまめに寝具を洗濯・乾燥が必要です。

コンタクトレンズ

症状がある間はコンタクトレンズの使用を控えましょう。

目をこすらない

かゆみがあっても目をこすると症状が悪化します。

予防法

アレルギー性結膜炎の予防には、原因物質との接触を避けることが最も効果的です。

室内対策としては、定期的に掃除機をかけてハウスダストを減らし、加湿器で適切な湿度(50〜60%程度)を維持することも大切です。また、花粉シーズンが始まる2週間ほど前から予防的に抗アレルギー点眼薬を使用すると、症状の出現を効果的に抑えることができます。

TEL072-722-1717

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