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- 近視・遠視・乱視
こんなお悩みありませんか?
- お子さまの視力低下が気になる
- 遠くの看板や標識が見えづらい
- 近くの文字が見えにくい
- 視界がぼやけて見える
- 眼精疲労や頭痛をよく感じる
- お子さまが目をこすったり、テレビに近づいたりする
- 矯正せずに裸眼で生活がしたい
屈折異常(近視・遠視・乱視)について

目は小型カメラのような仕組みで、角膜と水晶体がレンズの役割を果たし、網膜に焦点を合わせることでものを見ています。水晶体の周りには小さな筋肉があり、厚みを変えることで焦点調節をおこないます(調節力)。
遠方からの光(平行光線)が網膜にぴったり焦点を結ぶ状態を「正視眼」といいます。一方、焦点が網膜の前方または後方にずれた状態を、それぞれ「近視眼」「遠視眼」と呼びます。これらの状態を総称して「屈折異常」といいます。
近視について
近視とは
近視は「近くが見えても遠くが見えづらい」状態
通常、球体をしている眼球が前後に長くなることで(眼軸長の伸長)、焦点が網膜より手前で結ばれてしまうため、遠くのものがぼやけて見えます。
お子様のこのような様子は近視の典型的な兆候です
- 恒常的な斜視の状態
- テレビを近くで見る、あるいは映画館や教室で前の方に座る必要がある
- 本を抱きかかえるように近づけて読む
- 遠くの物の存在に気づかない傾向がある
- 過度のまばたき
- 目をしばしばこすっている
近視の原因
多くは環境因子によるもので、30cm未満の距離で長時間継続して物を見続けることが大きな要因です。遺伝的要素も全体の約1〜3割あります。
近視の進行
近視は一度始まると、男子は18歳頃まで、女子は16歳頃まで急速に進行します。その後進行は緩やかになり、25〜26歳頃で安定します。治療をせずに放置すると、近視が加速度的に進行し「病的近視」になる可能性があります。これは大人になってから網膜剥離などの眼疾患の原因になる場合があるため、早期の対応が重要です。
近視の治療
近視の治療には主に二つの選択肢があります。
眼鏡やコンタクトレンズによる矯正
現在見づらいものを見やすくサポートします。何もしないよりは進行を緩める効果がありますが、視力の悪化を完全に食い止めることはできません。
近視進行抑制治療
進行をできる限り抑制するための治療です。特に学童期から思春期の近視は、矯正器具だけでなく、近視進行抑制治療を並行しておこなうことをおすすめします。
こじま眼科の近視治療
オルソケラトロジー(ナイトコンタクト)
就寝中に特殊なコンタクトレンズを装用し、角膜の形状を整えることで近視の進行を抑制します。
低濃度アトロピン点眼薬
「リジュセアミニ」などの点眼薬を使用して近視の進行を抑制します。
遠視について
遠視とは
遠視は近くのものをはっきり見ることが難しい状態
焦点が網膜の後ろ側で合うため、特に近くを見る時に視界がぼんやりします。
遠視の原因
後天的な理由はほとんどなく、遺伝的要因が大きいとされています。近視が眼軸長の伸長によるのに対し、遠視は眼軸長が短いことや水晶体の調節機能に問題があることが原因です。
生まれたばかりの赤ちゃんは眼球が小さく眼軸長が短いため遠視の状態ですが、通常は7〜10歳になると成長とともに遠視はなくなっていきます。
遠視の場合、網膜の後ろ側でピントが合うため、水晶体を膨らませることで焦点を調整します。そのため、目の調節機能をフル稼働させる必要があり、目が疲れやすくなります。子どもの時はこの調節機能が強いため遠視に気づかないこともありますが、重度の遠視は斜視を引き起こすこともあるので注意が必要です。
遠視の治療
遠視の治療は眼鏡やコンタクトレンズを使用します。適切に矯正することで日常生活に問題なく過ごすことができます。
乱視について
乱視とは
乱視は角膜や水晶体の形にゆがみがあり、光の屈折が不均一になる状態です。正常な目では角膜や水晶体は球面のような形をしているため、外から入ってくる光が1点に集まりますが、乱視の場合は複数の焦点に分散します。そのため、視界がぼやけたり、文字や線が歪んで見えたりします。
乱視の原因

生まれつき目の内部の形状に問題がある場合に起こります。また、角膜の手術や外傷によって後天的に発生する場合もあります。
乱視の治療
乱視の治療は眼鏡やコンタクトレンズを使って矯正します。それでも改善が見られない場合は屈折矯正手術を行うこともあります。これらの方法で光の屈折を正常にし、ストレスのない視界を取り戻すことができます。
リジュセアミニ治療について
当院では、小児期の近視進行を抑制するためのリジュセアミニ点眼治療をご提供しています。
当院でのリジュセアミニ治療の流れ
処方までの流れ
- 初回検査時に目薬1本をお試しいただき、1ヶ月様子を見ていただきます
- 1ヶ月後に再検査に来ていただき、目薬3本をお渡しします
- その後は3ヶ月毎の定期検診となります
来院スケジュールと料金
来院タイミング | 診療代 | 内訳 |
---|---|---|
初回検査時 | 2,200円 | 目薬1箱:4,380円 |
1ヶ月後 | 1,100円 | 目薬3箱:4,380円×3
検査・診察代:1,100円 |
3ヶ月後 | 1,100円 | 目薬3箱:4,380円×3
検査・診察代:1,100円 |
以降3ヶ月毎 | 1,100円 | 目薬3箱:4,380円×3
検査・診察代:1,100円 |
※表は左右にスクロールして確認することができます。
(税込)
治療対象になる方
- 6歳~12歳までの軽度~中等度(-1D~-6D)近視のお子様
- 3ヶ月ごとの定期的な通院が可能な方
- 就寝前に必ず点眼することが可能な方
治療対象になるかどうかは、しっかりと診察させていただいたうえで判断させていただいておりますので、まずはお気軽に当院までご相談ください。
ご注意いただきたいこと
- 近視の進行を軽減させることを目的とした目薬です。効果には個人差があります。
- 毎日きちんと点眼していただかないと効果が出にくい場合があります。
- 副作用は日本の治験ではほぼ出ないことが実証されていますが、保険診療外での治療のため自己責任でお願いします。
- まぶしくなることがあります。
- 目薬は1本1ヶ月で使い切りのため、感染症などのリスクを避けるため残っていても必ず破棄するようにしましょう。
- リジュセアミニ治療は自由診療(自費負担)のため、保険診療や子ども医療費助成制度などは適用されません。
- 自由診療のため、混合診療はできません(例:眼鏡合わせなど)
- 保険診療で来院された場合は、一時自由診療を中止します。
- 治療を中止された場合でも目薬の返品・返金はできません。
当院では、お子さまの視力や目の状態をくわしく検査・診察し、状態に合わせた最適な治療法をご提案いたします。近視・遠視・乱視でお悩みの方は、まずはお気軽にこじま眼科までご相談ください。